居室編
・部屋が細長いから家具が置きづらく、居心地もよくない。
家具を置いていくと、ホント通路しかなくなっちゃうし、狭いのにトイレまで遠いし、毎日疲れる……。
⇒現地見学のとき、何もない部屋は広く見えるもの。
家具を置いた状態をイメージしながら部屋の広さを確認しよう。
・同じ面積なら広く感じるほうがいいと思ってワンルームを選択。
実際に住んでみて、開放感があるのは気に入っているけど、料理をすると、ニオイや煙が部屋中に充満するのがちょっと困る。
服を出しっぱなしにしておくと、ニオイもつきそう。キッチンと居室がドアで仕切られた1Kにすればよかった。
・ロフトをベッドスペースにしようと思ったけど、ロフトのはしごがぐらぐらして怖い。
酔っぱらって帰ってきたときや、朝寝ぼけているときは、落ちそうで油断できない!
ロフトで寝るつもりだったので、下のフロアの広さはあまり気にしておらず……。
大きなソファを置いてしまっていて、今さら下で寝ることもできないよー。
⇒見学時点ではしごを実際に上り下りしてみるだけでなく、日常生活のさまざまなシチュエーションを想像してみよう。
・ロフト付きの部屋は天井が高くてのびのびできる!と思って契約。
でもロフトの階段を上がった途端、空気がモア~。冷房を入れても、人がいない下のフロアばかり涼しくなり、ロフトは蒸し暑いまま。
・料理好きなので、キッチンと居室がドアで完全に分かれた1Kに。
思いっきり料理を楽しむぞーっと考えていたのに、窓もエアコンも居室にしか付いていないから、キッチンは昼間でも暗いし、風がほとんど通らないし、夏に火を使うと汗だく!
・大きなクローゼットの扉は、折り戸じゃなくて前に開くタイプ。ベッドを置いたら、クローゼットの扉が途中までしか開かない!
他にベッドの置き場所もないし、半開き状態ではモノを取り出すのが大変……。
⇒家具の置き場所をイメージするときは、ドアや収納扉などの開閉スペース、通路になる部分にかからないかをチェック。
・1階にDKとバス・トイレ、2階に居室のあるメゾネットタイプ。
部屋の中に階段があるって素敵!と思って即決したものの、実際に住んでみると、階段の上り下りがキツく感じることも。
朝、忘れ物に気づくたび階段を行ったり来たりするのも面倒……。
・ドアだらけの間取り。何かするたびにドアを何枚も開け閉めしないといけない。玄関に出るのも、トイレやお風呂に行くのも大変です。
⇒ 間取図をしっかり見たうえで、現地では自分の足で実際に部屋の中を歩き回って、住み心地を確認してみよう。
・コンセントの数が少なく、家具や家電を置きたい場所の壁にはないので、思ったとおりにレイアウトできない。
そのくせ、狭くて何も置けないような玄関にコンセントがあったりするからもったいない!
無理やりタコ足配線にして危ないし~。
・玄関、DK、洋室と並んだ1DKで、真ん中にあるDKには窓がなく、洋室との間のドアを閉めると自然光が入らない。
休みの日に友達が遊びに来るときは、生活感丸出しの洋室のドアを開けるか、閉めて薄暗いDKにいてもらうか、どっちか。
・DKと寝室が引き戸でつながった間取り。
エアコン1基でも何とかなるかと思ったけど、エアコンがDKと反対を向いているので、DKにはまったく冷暖房が効かない。
⇒間取りを見ながら、どの部屋でどう過ごすのか考えてみよう。DKで過ごす時間が長いなら、エアコンも要チェック。
・食べる部屋と寝る部屋は別にしたほうがケジメのある暮らしができそう!と思って1DKを選んだけど、テレビっ子の自分には向かなかった。食べるときもテレビが見たくて寝室に移動するので、それなら広いワンルームか1Kのほうがよかったかも。
⇒部屋が変わればライフスタイルも変わる、と期待しすぎてはダメ。自分の暮らし方をよく考えて部屋を選びたい。
・面積は前よりも広くなっているはずなのに、なんだか使いにくいL字形のDK。
キッチンが居室寄りにあって、ダイニングスペースが居室への入り口前にあるので、テーブルを置くと通りにくい。
玄関前にはムダなスペースがあるのにー!
⇒面積などのデータも大事だけど、実際の使いやすさはもっと大事。現地では家具の置き場所もイメージしよう。
・ 天井が斜めになっていて、照明が高いところにある。自分で取り付けることができず、電気工事のプロに頼まなければならなかった。
脚立がないと掃除さえできない……。
⇒天井が高い場合、掃除や照明器具の交換などのしやすさも確認を。窓が大きい場合も、掃除が大変なので注意。
・電話の差し込み口がキッチンにしかないので、寝室にパソコンを置いたら、コードが部屋を横断。危ないうえにみっともない。
⇒現地見学のときは、電話やテレビアンテナの差し込み口、コンセントなどの位置や数も要チェック。
・部屋の2カ所に太い柱が張り出していて邪魔! 欲しいソファを見つけたのに、置きたいところに柱が出っ張っていて、収まりそうもないので、泣く泣くあきらめなければならなかった。
⇒柱や梁には要注意。梁がある場合は、高い家具が置けないことがあるのでできればメジャーで測って検討しよう。
・キッチンが広めの1Kを選んだけど、その広さが中途半端。彼女が遊びに来たときは、ふたりで一緒に料理がつくれるくらい広くていいけど、テーブルが置けるほどの広さはないので、スペースを持て余している。
だったらキッチンがもう少し狭くてもいいから、居室がもっと広ければよかったのに……といつも思う。
⇒使いこなせないスペースはもったいない。見学時は、そこで何をするのか、何を置くのかなど実生活をイメージして。
・部屋の1面が広いバルコニー、1面が窓、もう1面がまるまるクローゼット。日当たりも収納も大満足だったのに……。残りの1面が出入り口なので、家具を寄せて置く壁面がなく、まさに四面楚歌! ベッドを部屋の中心に置くハメに。
⇒部屋への出入り口、バルコニーなどに出る掃き出し窓や収納の扉の前などには家具を寄せて置けないので、よく考えよう。
・大きな出窓は開放感があって、グリーンを置いてもサマになる!と思い契約。でも、カーテンレールが出窓に沿った形ではなく、出窓の手前に付いているタイプだから、カーテンを閉めたらただの窓。開放感ゼロ。グリーンを置いても隠れちゃう!
・廊下がある部屋は、玄関を入ってすぐに室内が丸見えじゃなくていいと思った。でも、廊下がある分、居室として使えるスペースが狭い。ちょっと損した気分。
⇒通路専用のスペースを確保してあるほうが家具の配置がしやすいという人も。どちらが自分に向いているかよく考えよう。
水廻り編
・バス・トイレ・洗面台の3点ユニット。洗面台とシャワーの蛇口がひとつで、使うたびに切り替えが必要なんだけど……。
ある朝、寝ぼけたまま洗面台の水を出そうとしたら、シャワーから思いっきり水が噴き出し、トイレまで水浸しに!
⇒ユニットバスは、トイレの床や便器までシャワーで洗えるというメリットもあるが、どちらが自分にとって便利か考えておこう。
・キッチンのシンク下に備え付けの冷蔵庫があるけど、容量が小さすぎてあまり入らないうえに、冷凍室の冷え具合もイマイチ。
どうしても足りなくて、結局は別に冷蔵庫を買って居室に置くことに。
備え付けの冷蔵庫の容量を、しっかり確認しておけばよかった。
⇒冷蔵庫置き場は、位置と大きさを必ずチェック。居室に置くことになると、稼働音が気になることもあるので注意。
・うちのキッチンは、シンクの隣りにすぐコンロがある。
料理に使う食材を並べたり、切ったり、食器に盛り付けたりするのに十分なスペースがなくて、使うたびにイラッとする。
⇒キッチンは調理スペースの広さも大事。特によく料理する人は、使い勝手もしっかりチェック。
・玄関から居室までの通路にあるキッチン。
ふたり暮らしには狭くて、一人が調理をしているとき、もう一人が後ろを通りにくい。
本当は料理も後片付けも手伝ってほしいけど、ガタイのいい彼と一緒に立つと、正直うっとうしくもある。
・トイレと居室が近すぎて、トイレの音が丸聞こえ。
一人のときは何も困らないけど、友達や彼が遊びに来たときはお互い恥ずかしいので、テレビやCDなど音を鳴らし続けるしかない。
⇒トイレと居室が近かったり、隣り合っていても、間に収納が設けられていると気にならないことも。
・バス・トイレ別にはこだわったけど、洗面室も別になっていたほうがよかった。
朝、シャワーの後に洗面化粧台でお化粧するんだけど、湿気がムンムンして困る!
⇒「バス・トイレ別」といっても、バスと洗面台は一緒のこともある。独立した洗面室が希望なら、その旨も伝えよう。
・キッチンのシンクが小さすぎて、食器やお鍋を一度に洗うことができない。
使った食器をため込んでしまうと、少しずつ洗ってはすすぎ、洗ってはすすぎ……を繰り返さなくてはならないから面倒だし、
水道代もムダになっているような気がする。
・洗濯機置き場がバルコニーにある。
土ぼこりで洗濯機がすっかり汚くなっちゃったし、冬は寒いし、夏は出入りのたびに虫が入ってくる。
近所中に音が響くから夜は使えず、洗濯物がたまる・たまる……。休日の午前中は洗濯機を回しっぱなし。
・脱衣所がない! 部屋から丸見えにならないよう、パーテーションを買って、お風呂のドア付近に置いているけど、玄関の目の前なので着替えるのはやっぱり気が引ける。
「鍵、かかってるよね?」と何度も確認しないと、不安で着替えられない。
・洗濯機置き場が扉付きの独立タイプ。見た目がすっきりな点は気に入ってるんだけど、湿気がこもるのでカビが大発生!
⇒洗濯機置き場は、使い勝手もイメージしたうえで確かめよう。扉付きの場合、使いたい洗濯機が入るかどうかもチェック。
・念願の対面式キッチン。友達が遊びに来たとき、カウンター越しに顔を見ながら話せていいと思ったけど、普段は一人だから関係なかった。それよりも、居室からキッチンに出入りするのにぐるっと回り込まないといけないのが意外と面倒くさい。
収納編
・もともとは押入れだったのがクローゼットにリフォームされたみたいな収納。
ハンガーを吊るすためのバーは取り付けられているけど、真ん中の仕切り板は取り払われていないので、コートやワンピースなど丈の長いものをかけられなくて困る
・玄関の近くにクローゼットがあって、居室にはなし。
玄関前で着替えるのがイヤだから、服を持って居室に移動して着替えるしかなくて面倒くさい。
居室が服で散らかってしまうのは、このせいだと思う。
⇒玄関や浴室に近いクローゼットは、外出前や入浴後に便利なことも。居室から行き来しやすいかどうかがポイントといえそう。
・キッチンに収納が少なく、スペース自体も狭い。
食器をしまうところも、食器棚を置くスペースもないので、居室に食器棚を置かなくてはならない。
しかも、居室の入り口付近には置き場所がなく、キッチンから食器棚まで遠くて面倒くさい。
・バス・トイレまわりに備え付けの収納がどこにもない! 収納ラックを置くスペースさえなく、タオルやトイレットペーパーを居室に置かなくちゃいけなくて、かなり不便。
⇒「使うところに使うモノ」を収納できるのが理想的な収納の大原則。置く場所・使う場所と、動作の流れを忘れずに確認しよう。
・トイレに収納がないので、トイレットペーパーのストックを洗面所の収納に入れている。
たっぷり入れてもまだ余裕があるのでスペースには困らないけど、補充しようと思ったときに、わざわざ洗面所に行かないといけないのはやっぱり不便
・玄関に収納がない! おまけに狭いので、市販のシューズラックなどを置けるスペースもなく、居室に靴の箱が山積みになっている。
履きたい靴が下のほうにあると、取り出すのも大変。
⇒玄関まわりは、現地見学の際にうっかり見過ごしがちなポイント。手持ちの靴、傘なども入るかどうかをチェックしたい。
・収納が小さなクローゼットひとつしかないのは、かなり不便。
衣類は収納家具を買えば収納できるけど、扇風機や布団など、かさばる季節モノを収納できないのはイタイ……。
⇒収納は、容量や位置に加え、しまいたいものが入るかどうかもポイント。自分の持ち物をリストアップして考えよう
・玄関収納の内部にある棚板が動かせない。
どの棚板も、普通の靴がぎりぎり入る高さで固定されているので、ブーツを入れるところがない!
仕方がないので、ブーツは夏でも出しっ放しという暑苦しい状態に。玄関、ただでさえ狭いのにぃー
・前の部屋で、押入れの中に入れていた衣装ケース6個を、新しい部屋のクローゼットに入れようとしたら、奥行きが足りなくて入らなかった。
クローゼットの外に出しておくスペースもないので、クローゼットに入る奥行きの衣装ケースに買い直すハメに……。
⇒一般的に、クローゼットは押入れよりも奥行きが浅くつくられることが多い。収納の中に入れたいものは、必ずサイズの確認を。
・100cm幅の客用マットレスがあるので、現地見学のときに押入れの内寸をしっかりチェック。
ちゃんと100cmあったので収納できるとひと安心! ところが入居してから実際に入れようとしたら、扉を開けたときの入り口の幅は80cmくらいしかないので、入らなかった。
⇒収納は、出し入れに必要な開口部のサイズと、内部のサイズを両方チェック。特に折り曲げられないものなどは注意しよう。
・憧れのウオークインクローゼットがある部屋を見つけて即決! でも、決して広くない部屋なので、収納に人が歩けるほどのスペースがあるのはもったいない! しかも、ハンガーをかけるところ以外にも衣装ケースなどを置いてしまって、奥のものが取り出しにくかったり……なんか思ったより使いこなすのが難しい!
⇒ウオークインクローゼットは中に人が入るスペースもとってあるので、居室にゆとりがないと、もったいなく思えることも。
日当り、風通し編
・朝日を浴びたくて東向きの部屋に決定。ところが、お昼前から日が当たらなくなるので、洗濯物は早朝から干さないと乾かない。週末くらいゆっくり寝たいのに、平日は洗濯できないし……。
⇒日当たり・風通しは洗濯物の乾き方にも影響。部屋の向きだけでなく、周囲に日当たり・風通しを遮る建物がないかも確認を。
・角部屋で窓が2つあるけど、どちらの窓も目の前が隣りの建物。
日当たりがイマイチなだけでなく、風が抜けないから、湿気がたまりがち。
冬は窓まわりに結露がびっしりで、朝から拭いて回るのが大変。
・西向きは朝暗いのが困る。薄暗い中で身支度して出かけると、メイクがすごく濃くなっててビックリすることも。
⇒すべての時間帯の日当たりを確認するのは難しいが、気に入った物件は、できれば午前と午後など何回か現地見学しよう。
・昼間は部屋にいないから日当たりは気にしなくても大丈夫!と思って北向きの部屋を選んだ。
ところが、窓が1カ所しかなくて風通しが悪く、湿気がたまりやすいのには困った!
特に北側のコンクリートの壁はいつも湿っていて、ベッドまわりの壁紙は入居半年でカビだらけ。
除湿器を2台使ってもまだジメジメ。
⇒北側の部屋は湿気がたまりやすく、カビの温床になりやすい。窓の位置や数、換気扇の位置なども確認し、しっかり換気できる部屋かどうかをチェックしよう。
・日当たりの良さに期待して選んだ南向きの部屋。
でも、南側の高層マンションに邪魔されて、あまり日が入ってこない。
目覚まし時計をセットしない休日など、朝になったのに気づかないで寝ていることも。
・玄関を入って正面が部屋じゃないから、室内が丸見えにならなくていい。でも、唯一の窓と玄関ドアが直線でつながらないので、窓を開けていても風が抜けない。キッチンも換気扇だけじゃ追いつかない。
⇒風通しにこだわるなら、風の入り口と出口をチェック。窓やドアなどが直線でつながっていたほうが風はよく通る。
・見晴らしのいい最上階というのに魅力を感じて選んだ部屋。
でも、マンションの最上階は太陽をもろに浴びてとにかく暑い!夏場は室温が37度以上になることもあって地獄。
⇒太陽の光を直接受ける最上階は暑くなりがち。ただし構造の工夫などで緩和されている建物もあるので質問してみよう。
・ 窓が多いから、風通しがよくて気持ちよさそう!と思ったんだけど、カーテン代が高くついた。
しかも、窓用の防犯グッズも買ったら結構な出費に。
⇒窓が多い・大きい場合は、カーテンや防犯グッズの予算も見ておきたい。また、カーテンのオーダーは時間がかかるので、早めに。