イマドキ賃貸の最新事情

目トレンド①
「シェア」で、人とコミュニケーションを楽しむ暮らし方が注目度UP

20代~30代シングルの44.7%が「シェアハウスに関心」
シェアハウスとは、入居者は各自プライベートな居室で生活しつつ、リビング、キッチンやトイレ・バスルームといったスペースや設備をシェアして使う賃貸住宅のこと。
20代~30代のシングル男女206人に行ったアンケートでは、44.7%の人たちが「シェアハウスを経験したことがある」もしくは「経験したことはないが、興味がある」、「(このアンケートをきっかけに)関心を持った」と回答しており、関心度の高さが表れている。
実際に、入居者数も年々増えている

●若い世代の住まい観の変化で、増えるシェアハウス
アンケートで「シェアハウスに関心がある」と答えた人にその理由を聞いたところ、53.3%の人が「他の人たちと一緒に生活するのがおもしろそうだから」、30.4%の人が「一人暮らしより安心感があるから」と答えている。
他の人との共同生活を、一人暮らしにはない魅力を持った暮らし方と感じる住まい観が、若い世代の間に広がっているといえる。
また、社員寮を廃止する企業などが増え、寮の構造をシェアハウスとして生かした不動産再生事業が注目を集めていることも、シェアハウスが増えている要因のひとつだ。

●リッチな設備がうれしい大規模シェアハウスも
規模の大きいシェアハウスの中には、大型テレビやソファセットのあるリビング、ライブラリーなど、一人暮らしではなかなか得られない空間を楽しむことができる物件も少なくない。
こうした共用施設を入居者が共同で使うことで、自然発生的に交流が生まれ、さらにコミュニケーションが促進されるというメリットも

●カーシェアリングでエコに貢献&車生活を気軽に楽しむ!
「あると便利だとは思うけど、駐車場代など維持費を考えると車は持てない」と考えている人は多いはず。
そんな人に向けて、賃貸物件の駐車場を利用したカーシェアリングサービスが登場。
つまり、居住者で車をシェアすることで、車のある生活を気軽に楽しむことができる。
また、各自が車を持つよりも、みんなで1台をシェアする形になるので、CO2削減にもつながる。
「エコに貢献しつつ、車生活も楽しむ」、そんな暮らし方がイマドキ!注目トレンド②
不況の時代、初期費用を抑えた物件が増えている!

●賃貸市場もデフレ?敷金・礼金は減少傾向
数年前までは「敷金2カ月・礼金2カ月」が賃貸の初期費用として一般的だった。
つまり、家賃が6万円なら、初期費用として24万円もかかり、「まとまったお金がないと引っ越せない」という状況が多かった。
ところが、現在は敷金も礼金も「ゼロ」もしくは「1カ月以下」の物件の割合が高まっており、初期費用が安くなる傾向は強まっていると言える。
その背景にあるのはやはり不況の影響。入居者たちの「少しでも安く」という要望が強まり、賃貸住宅オーナーが初期費用を下げることでその声に応えている様子がうかがえる。

SUUMO記事引用
http://suumo.jp/edit/chintai/trend/100217/