住宅型有料老人ホーム

介護保険の「特定施設入居者生活介護」の認定を受けていないタイプの有料老人ホームで、施設スタッフが提供するのは食事サービスと、緊急時の対応などの日常的な生活支援だけです。一般型の介護付き有料老人ホームの次に多いのがこのタイプの施設です。
仕組みとしては、外部サービス利用型の介護付き有料老人ホームとほとんど変わらないように見えますが、介護保険の認定を受けていない住宅型老人ホームは介護サービスを提供しないので、賃料や一般的な管理費は施設に支払い、介護サービスの利用料金は外部の事業者に支払うことになる点で異なります。

☆良い点☆
介護サービスについては、入居者個人が外部のケアマネージャーと相談して選択できるので、それぞれのニーズにあった介護サービスを受けられる

★悪い点★
似た仕組みの「外部サービス利用型」の介護付き有料老人ホームと違い、施設スタッフと外部の介護サービス事業者は連携していないので、いざという時の対応の臨機応変さに欠ける場合もある
要介護度が相応に高くなると、住み続けるのが難しくなることもある

○費用 ○
月額利用料は15万円程度~ 立地や居室の仕様、提供するサービスによりかなり幅がある
入居時に入居金がかかる場合が多い
介護サービスについては、施設の利用料とは別に自宅で介護サービスを受けた場合と同程度の料金がかかる(別事業者との契約が前提)