介護付き有料老人ホーム

介護付き有料老人ホーム(一般型特定施設入居者生活介護)

介護保険の「特定施設入居者生活介護」の認定を受けた施設で、食事や清掃から介護サービスまで、すべてを施設のスタッフが提供するタイプの有料老人ホームです。有料老人ホームのうちでは最も数が多く、「老人ホーム」と言ったときに多くの方が思い浮かべるのはこのタイプでしょう。介護サービスについては、施設のケアマネージャーがそれぞれの状況や要望に応じて利用計画を立て、それにもとづいて施設の介護スタッフがサービスを提供する仕組みになっています。
この中で、要介護1以上の方を入居対象に限定したものが「介護専用」型、要介護認定されていない方でも入居できるのが、「混合」型です。

☆良い点☆ 
すべてのサービスは、基本的に常駐のスタッフが提供するので、外部の事業者を利用するタイプに比べてスタッフの目が届きやすく、ちょっとした要望なども頼みやすい

★悪い点★
介護スタッフが1対1で対応してくれるわけではないので、自宅で居宅サービスを利用するときなどと違い、サービスのきめ細かさに劣る場合がある

○費用 ○
月額利用料は15万円程度~立地や居室の仕様、提供するサービスによりかなり幅がある
入居時に入居金がかかる場合が多い

介護付き有料老人ホーム(外部サービス利用型特定施設入居者生活介護)

2006年4月の介護報酬改定以降、新たに制度化されたタイプで、施設のスタッフが実施するのは介護サービス計画の作成と、安否確認や緊急時の対応などの日常的な支援まで、介護サービスは施設スタッフの管理のもと、計画に従って、外部の提携事業者が提供します。
まだ全国的にも数が少ない状況です。

☆良い点☆
介護サービスは個別に外部の事業者が提供するので、一般型の介護付き優良老人ホームに比べて、個人の要望に応じた調整などを行いやすい

★悪い点★
このタイプで利用できる介護報酬には、「基本部分」と「出来高部分」があり、「出来高部分」には限度額があるが、通常の居宅サービスを利用する場合よりも限度額は低い

○費用○
月額利用料は15万円程度~立地や居室の仕様、提供するサービスによりかなり幅がある
入居時に入居金がかかる場合が多い